2025年12月31日に放送される『第76回NHK紅白歌合戦』に初出場する韓国のガールズグループ・aespa(エスパ)をめぐり、インターネット上で出場停止を求める署名運動が拡大している。一方で、NHKは公式に出演方針を維持する姿勢を示しており、賛否が分かれる状況が続いている。
問題の発端は過去のSNS投稿
騒動の発端となったのは、aespaの中国人メンバー・ニンニンが過去にSNSへ投稿した、いわゆる「きのこ雲」を連想させる形状のランプの写真だ。この投稿が日本の一部ネットユーザーの間で再び注目され、「原爆被害を想起させる」「被爆国・日本で放送される公共番組に出演させるのは不適切ではないか」といった批判が噴出した。
投稿は数年前のもので、日本や原爆を直接言及した内容ではなかったが、戦後80年という節目の年であることもあり、紅白歌合戦への出演に対して問題視する声が広がった。
出場停止を求める署名運動が拡大
紅白出場の発表後、オンライン署名サイトでは「aespaの紅白出場停止を求めます」と題した署名活動が開始され、短期間で10万件を超える賛同が集まったとされている。主催者側は「公共放送としての姿勢や歴史的配慮を再考すべきだ」として、NHKに判断の見直しを求めている。
また、署名提出をめぐるNHK側の対応についても一部で議論が起きており、運動の広がりとともに騒動は社会的関心を集める形となった。
NHKの公式コメント「出演予定に変更はありません」
こうした反対の声に対し、NHKは公式に見解を示している。
NHKは定例会見などで
「aespaの紅白歌合戦への出演予定に変更はありません」
と明言。その上で、問題視されている過去の投稿については、所属事務所を通じて確認を行ったと説明した。
NHKは
「当該投稿について、原爆被害を軽視したり、揶揄する意図はなかったことを確認している」
としたうえで、紅白出場者の選考は、今年の音楽活動の実績や世代・ジャンルのバランス、番組全体の構成などを総合的に判断した結果であると説明している。
世論は賛否が交錯
SNS上では現在も賛否が分かれている。
反対派からは
「公共放送としての倫理観が問われる」
「歴史的背景への配慮が足りない」
といった声が上がる一方、支持派やファンからは
「過去の投稿を過度に拡大解釈している」
「音楽番組としてアーティストの活動を評価すべきだ」
といった反論も見られる。
署名運動についても、「民意を示す正当な手段」と評価する意見と、「一部の声が過剰に可視化されている」とする見方が混在している。

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